2015年10月14日水曜日

Sony HVL-F32M (α用フラッシュ)

Sony α7用のフラッシュを買いました。

買ったのは、HVL-F32Mという機種です。
これを買うに当たっては、その上の機種であるHVL-F43Mとどっちにするか結構悩みました。

この2機種の違いは、数字にある通り、フラッシュの明るさの違い。
「ガイドナンバー(GN)」表記で、前者がGN32に対して、後者がGN43。
アナログカメラ時代のフラッシュと違って、デジカメなら、カメラ本体側の制御でフラッシュ調光なんて自由自在なので、GN43という明るさはかなり魅力的(アナログの昔は、明るすぎて使い難いって事もあったのですが)。

しかも、HVL-F43Mは、動画用のLEDライトが付いていたり、マニュアル操作の充実していて、色々とマルチに使えそうなのが、何とも魅力的。

唯一の問題が大きさなんですよね。
α7との組み合わせると、明らかに大きすぎるのでデザイン的にイマイチなのと、大きい機材って、結局持ち運ぶのが嫌になって使わなくなるっていつものパターンが怖い。

一方のHVL-F32Mは、サイズはだいぶ小さくなってα7とのデザイン的な相性はだいぶ良い感じ。
ただ、醸し出す雰囲気がイマイチ。なんというか「プロっぽさ」が全然無くて惹かれないですよね。

そんな感じのどっちつかずの状況で、なかなか買わずにいたフラッシュ。
今回、重い腰!?えを上げてフラッシュを買うにあたって、もう一度自分にとっての用途を考え直してみました。

まず、僕の場合は、フラッシュを夜に使うことはまずありません。
僕程度のテクニックだと、暗い中でフラッシュを使ってしまうと、そこに出来上がる絵は全く別物になってしまうので、そんなことをする位なら、ISOを思いっきり上げて暗いまま撮ります。当然、露出アンダーだし、ノイズの多い絵になりますが、そのほうが雰囲気があって好きです。

僕の中でフラッシュが登場するのは、薄暗い室内か、炎天下のシーンが中心です。
どちらのシーンも、「影を消したい」のが主目的です。特にポートレート(人物写真)を撮るときに、日光や照明の位置関係で、頬とかに影が出てしまうと美しい写真にならないので、それを避けるように使います。

なので、バウンス(フラッシュの向きを変えること)は必須の機能。
炎天下の時なんかは、地面バウンスなんてのも使います(失敗も多いけど、成功すると面白い写真になる)。
その点ではHVL-F32MもHVL-F43Mも合格。う~ん、どっちにしよう。

その上で、フラッシュが欲しくなるシーンを考えると、パーティーや記念写真と言った決められたシーンというより、むしろ日々のシーンを撮る中で、天候や行き先によって「あ~、フラッシュが欲しい!!」って後悔する事のほうが多い。

そう考えると、いざと言う時の為にカバンに忍ばせておくイメージだなと再認識して、じゃあ、少しでも小さいHVL-F32Mという結論に行き着いたわけです。

さてさて、こうやって色々と言い訳を考えて買ったは良いものの、今後、面倒くさがらずにどれだけ使うかは乞うご期待です。